2019年03月02日

損をする苦しみはトクした喜びの2倍以上

損をする苦しみはトクした喜びの2倍以上

「何がなんでも損をしたくない!」その人間の素直な願望が新たな損に・・・・!

「損をしたくない」という感情が非合理的な行動を呼び起こす
お金の価値はそうそう揺らぐものではない。

例えば、今、目の前に100万円があるとしよう。

それがどのような経緯で手元にあるにせよ100万円は目の前にあるし、100万円として使うことが
できる。

だか、人の心はそうはいかない。

102万円を持っていて2万円ギャンブルに負けた場合と、98万円持っていて2万円ギャンブルに
勝った時では、同じ100万円でも前者、つまり損と感じた方が強い感情を持ちやすいのだ。

お金の感覚が相対的な感覚で決定される、これを行動経済学ではプロスペクト理論という
意思決定モデルの「参照点」という言葉で説明している。

苦しみは喜びよりも、2倍~3倍大きく感じられるともされている。

人が損をすることを強く嫌うことは「損失回避」という言葉で定義されている。

この損失回避がはたらくため、ギャンブルにハマッたり投資で大損したりという明らかに損な行動
も、自ら選択してしまうのだ。

経済の雑学
初心者が株で失敗するのは「損」の見極め下手
株式投資に手を出した初心者によくあるパタ-ンとして、損の見極めがある。
上がったから「下がったらどうしよう」とすぐに売却し、下がったら「損をしたくない」とタイミングを逃がす。
結局、損に振り回されて大損をすることになる。


「損失回避」で人生のリスクを考える
先ほどでは人が損失を激しく嫌い避けようとする「損失回避」という概念について書きました。
これは、リスクを伴うことを選択するとき、常につきまとう。
ここで、損失回避についてわかりやすい質問を考えてみました。

Q1どちらを選びますか?
A.10万円が必ずもらえる宝くじ
B.当たれば20万円がもらえるが、はずれなら0円の宝くじ

Q2あなたは10万円の借金があります。どちらを選びますか?
A.借金が5万円になる
B.くじ引きをし、当たりなら10万円全額が免除となるが、外れたら免除なし。


実験の結果、Q1の場合はAを選ぶ人がほとんどであった。

しかし、続けてQ2の質問をしたところ、Q1でAと答えた人のほとんどがギャンブル性の高いBを
選択したという。

プロスペクト理論に従っていえば、人は利益を目の前にすると「利益を失う」という損失回避し、
損失が目の前にあると、損失そのものを回避しようとする。

この仕組みを把握しておくと、投資や商談などリスクを伴うことに活用が出来ます。
ラベル:雑学
posted by るんな at 20:57| Comment(0) | 雑学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

うな重の「竹」は気分で選ばれる

うな重の「竹」は気分で選ばれる
豪華な食べ物の代表、うなぎ・幕の内弁当、寿司は気分で選ばれている!?
日本でもアメリカでも"真ん中"は売れる


同じことをいっているにも関わらず、表現方法で受取方も行動も変わる。

これを経済学で「フレ-ミング効果」と呼ぶことはすでに述べた。

この効果が飲食店でおなじみの古典的なメニュ-構成にも応用されている。

ウナギやの「松」「竹」「梅」だ。

ウナギ屋という場は、多くの庶民にとっては「ちょっと自分に贅沢を許してもいいかな」
というときに訪れる"ハレ"の場である。

「夏だから精のつくものを」「商談がうまくいったらご褒美に」といつたケ-スが考えられるだろうか。

そうなると、せっかく来たのに「梅」はちょっと惜しい気がする。

かといつて「松」は勇気がいる。

間を取って「竹」で・・・・・となるわけだか、行動経済学からみれば「竹」と「梅」というフレ-ム(枠)があるからこそ、
「竹」を選びやすくなったと考えることができる。

米国で行われた実験でも、非常にわかりやすい結果が現れた。

実験ではカメラを用意し、性能などを踏まえてA、B、Cの順に価格を設定。

100人の人にますAとBだけ見せると、購入意思は半々に分かれたという。

次にA、B、Cを見せると、Aは22%、Bは57%、Cは21%となった。

もし「松」のうな重がもっと売れてほしいと思うなら、より高額なメニュ-を新設し、
「松」の価格を今の「竹」の位置に盛ってくればいいのである。


コ-ヒ-はグランデを頼むとお得
フレ-ミング効果が働いていると、価格の絶対値よりも相対的な比較で不合理な判断をしてしまうことがある。
たとえば「松」「竹」「梅」で竹を選びがち、というものだ。
では、逆に相対値ではなく絶対値で比較をしてみると、イメ-ジ以上にかなりおトクだという例を紹介してみる。
コ-ヒ-チェーンの「ショ-ト」「ト-ル「グランデ」といったサイズ展開。
それぞれ数十円プラスするごとにサイズが大きくなっていくが、どのチェ-ンもショ-トサイズに100円程度
プラスすれば、2倍の量のグランデが飲める設定になっている。
相対的な比較やイメ-ジのみに左右されずにじっくり検討すればトク。
というものは案外多いかもしれない。

コ-ヒ-チェ-ンにとっては、もっともコストが多くかかっているのは人件費と場所代である。

かたや、ショ-トがグランデになっても原価や人件費はほとんど変わらない。

微々たるものと言ってしまえば叱られるかもしれないが、ショ-トをグランデにした場合にかかるコストは、
差額よりもずっと低いことにはかわりはないのだ。

店側にとっても、グランデは歓迎といったところだろう。

もちろんおトクだからと言って、飲みきれない量を買うことはないのだが。
ラベル:雑学
posted by るんな at 20:14| Comment(0) | 雑学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日

お金には「時間」という概念も大事

お金には「時間」という概念も大事
目先のトクに飛びつく人は「なかなか貯金できない・・・」と悩んでいる
遠い将来よりも今が大事!
人間とはそういう生き物である


マネ-関連の話題ででてくる「割引率」という言葉をご存じだろうか。

銀行などの金融機関に預けた場合、時間の経過とともに利子がつく。

それを考慮した場合、現在のお金の価値と将来のお金の価値は異なるため、

将来のお金の価値を現在のお金の価値に換算する際に用いられるのが割引率である。

ただ、実際問題として私たちは、理屈どおりに割引率を受け取っていない。

例えば、あなたは次のうちどちらを選ぶだろうか。

1.今すぐ1万円もらう
2.1年後に1万2000円もらう

2のほうが得であることは明らかなはずである。

ただ実際は、1を選ぶ人が多いのだという。

銀行の割引率は一定だか、人が感じる割引率は現在に近いほど大きく、時間が経つにつれて緩やかに
低くなる。

つまり、割引率が過剰に割り引かれて感じられるので、「今すぐ1万円欲しい」となってしまうのだ。

これはあくまでも仮定の例だが、日常生活でも当てはまる話だ。

クレジットカードで買い物をしすぎてカ-ド破産をしてしまう人は、まさに目の前の欲に負けたことになる。

また、数十年後にもらえるであろう年金のために、今、納めることが惜しく思われるといった心理にも
同じロジックが働いている。


人は目の前の利益に弱い
それを利用した商品も
今までは、理屈の割引率と心理的な割引率に差があることを述べたが、今度はビジネスという視点で
考えてみたいと思います。

より効果的にモノを売るためには、どうしたらいいのだろうか?

行動経済学の仕組みから言えば、もうお分かりだと思いますが。

目の前の代金を安くしてあげる、この方法に尽きるのだ。

目の前の代金が安くても、あとあと支払うことになる。

人は理屈ではそうわかっていても、意識の中ではそれを割り引いて考えるようになる。

一括支払いではなく長期の分割払いにすることで、そのモノやサ-ビスの価格を安く見せるテクニックは
常套手段と言えるだろう。

街を歩いていれば、その例は至る所にみつかる。

例えば、総額よりも「月々の支払いは○万円!」という文字の方が大きく書いてある不動産の広告や
「携帯電話本体が実質無料!」という携帯電話ショップのチラシ。

これらに対して「そんなに安いなんて!」「無料!」と思ったら、もうカモ予備軍と言っていいだろう。

低価格デ-タ通信サ-ビスなどの加入をセットにした格安パソコンも同じ理屈だ。

契約期間は2年と定められており、そこでもとが取れる仕組みとなっている。

もとを取る前に解約されると困るため、契約期間の解約には多額の違約金を求めるなど、
いいとこ取りが出来ないようにしているサ-ビスが多いのだ。

世の中、そうそうオイシイ話はない。

目の前の数字に踊らされず、しっかり調べてから加入を検討したいものである。


経済の雑学
英会話の勉強に挫折する理由
目の前の欲求に負けるのはお金だけではない。

たとえば英会話の勉強。

半年後から始めようと張り切って教材を買ったものの使わなかった・・・という場合、
時間が経つにつれてサポッて楽をする価値が優位に立ってしまうのだ。
ラベル:雑学
posted by るんな at 23:37| Comment(0) | 雑学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする